2024.6.29 2024年度第25回通常総代会を開催しました
健全な経営の実現で未来を築き、平和と社会保障の充実を求める運動をすすめ、すべての人に安心できる暮らしを
2024年6月29日午後、神戸市立長田区文化センターにて兵庫県高齢者生活協同組合2024年度第25回通常総代会が開催され、提案された6議案はすべて賛成多数で可決されました。
出席状況は、総代103人のうちコロナ禍以降の実出席人数が回復しない状況ながら書面議決・代理人を含む85人による総代会となりました。
議場の壁には、神戸市委託事業・地域拠点型一般介護予防事業の「いきいきサロン」の利用者が描いた水彩画や絵手紙が多数貼り出され、議場を彩りました。
組合員の暮らしを支えるため「住まい」の提供を事業品目に加える
議案提案で「住まい」の提供を事業品目に加える定款変更が提案されました。2025年には団塊世代が全て75歳以上となり、高齢者の単身世帯数も増え続け、それに伴い要介護高齢者数も増えています。こうした社会情勢から今後、組合員の暮らしを支えるには住まいの提供も視野に入れておく必要があります。
現在も世界各地で起こり続く戦争や災害、また円安による物価高、そして介護報酬単価の安さから介護事業の経営の困難さは増しています。2024年度も引き続き、平和と暮らしを守る運動の推進と社会保障制度の拡充と活用、そして働き続けられる事業所づくりに取り組み、「誰もが安心して暮らせる地域づくり」に貢献します。
墓友の取り組み、社会保障制度の活用、小規模多機能かけはしの事業状況が報告される
共同墓・終活セミナー担当の
藤山孝さん組織・組合員活動担当の
前田純德さん小規模多機能かけはし施設長の
富岡まゆみさん
この方針を受け、質疑討論では、NHKなどのメディアにも取り上げられ話題の「墓友」、社会保障制度の「特別障がい者手当」の普及活動、神戸市長田区の「小規模多機能かけはし」の在宅生活を支える事例紹介など、高齢者生協が人と人をつなぐ事業活動を大事にしていることを再確認する内容の報告や、議案提案に関する意見も出されました。
今回の総代会では、任期満了となり退任される理事は4人で、新任の理事は5人となりました。
また、31人の永年勤続表彰者の代表表彰が行われ、予定の時間内に終了となりました。
提案された議案は以下のとおり
【第1号議案】「2023年度事業・活動報告及び決算関係書類承認の件」
【第2号議案】「2024年度事業・活動計画及び収支予算案承認の件」
【第3号議案】「役員選任議案の件」
【第4号議案】「定款の一部変更の件」
【第5号議案】「役員報酬限度額決定の件」
【第6号議案】「議案決議効力発生の件」
※第25期総代名簿は、組合の各事業所に掲示しています。