11月11日は「介護の日」介護について改めて考えみませんか?

みなさんは、11月11日と聞いて何の日を思い浮かべますか?

私が個人的にパッと思いつくのはポッキーの日ですが(好物なんです笑)、実は「介護の日」でもあるんです。

介護の日は、介護について国民への啓発を重点的に実施するための日として、平成20年に厚生労働省により制定され、

「いい日、いい日、毎日あったか介護ありがとう」を念頭に

「いい日、いい日」にかけて、11月11日を「介護の日』と定められました。

「介護の日」やその前後には、介護への理解や認識を深めるためのイベントが多く行われています。

コロナ禍ではありますが、今年も兵庫県を含む全国各地で様々なイベントや取り組みが行われる予定となっています。

昨今の高齢化社会に伴い、介護はとても身近なものになっています。

少し町を歩くだけでも、たくさんのデイサービスや福祉用具店、訪問介護事務所などが見えてくることでしょう。友人、親戚などにも介護経験者は少なからずいることと思います。

ですが、普段介護と縁のない生活を送っている方々にとって、介護の知識や情報にはあまり詳しくない場合がほとんどだと思います。

介護する生活、される生活は往々にして、突然やってくる場合が多いのです。

元気な高齢者が突然の事故や病気で要介護になるケース、また、若くして同じように突然の事故や病気で要介護になるケース。

いざそうなったとき、病院のこと、介護保険制度のこと、サービスの内容や利用方法、お金のこと・・・

介護者が仕事をされている場合、仕事の調整も必要となってきます。忙しい日常の中で、いろいろな手続きをスムーズに行うためには普段から意識して準備しておく事がとても大切です。

もし家族や自分自身が要介護状態や認知症になったら、

・どのように接したら良いのか。

・仕事はどうするのか。

・どこでどんな生活を送りたいのか。

・少しでも自分の望む生活を送るためにはどんな介護や福祉のサービスがあるのか。

こういった具体的な介護の内容を自分の生活の一部として考え、備えておくことは、実際に介護が始まったときの心の準備や、介護と仕事の調整が上手くいかなくなる「介護離職」の予防にもつながり、日々の生活に安心がうまれます。

11月11日の「介護の日」は、ぜひご家族や周りの方々と介護について話し合い、介護を身近に感じて頂ければと思います。

高齢者生協では、居宅介護支援、訪問介護、小規模多機能居宅介護、福祉用具貸与など、地域包括支援などさまざまな介護サービスを提供しています。

介護に備えるにあたり、わからないことや不安なことがありましたら、お気軽にご相談くださいね。