七草がゆで笑顔の年始
2022年を迎えて半月ほど経ちました。
皆さん、お正月疲れが溜まってはいませんか?
1月7日は、人日(じんじつ)の節句。この日の朝に食べる縁起食が『七草がゆ』です。
「春の七草」を入れたおかゆを食べれば、一年間、無病息災に過ごせると言われています。
七草がゆの歴史は古く、枕草子にも記録があるそうです。
平安時代から食べられていたという七草がゆ。七草にはそれぞれ胃腸に優しい栄養が豊富に含まれており、お正月疲れの身体を休めるのにもピッタリですね。
七草には、栄養があるだけでなく、
「芹(せり) → 競り(せり)勝つ」
というように、それぞれ縁起の良い意味を持つものばかり。新しい年の始まりにも嬉しい食材です。
※こちらの七草の絵は、西部支部の猪塚祐孝様が描いて下さいました。温かみのある絵でほっこりした気持ちになります。
今年の1月7日は、ふじみ苑・ほほえみの里・かけはしの3つの事業所にて、皆様の無病息災を祈って七草がゆをご用意しました。
≪ふじみ苑≫
こちらは、ふじみ苑の七草がゆです。
メニューは、
・七草がゆ
・さわらのムニエル
・豆乳がんもの含め煮
・きゅうりのハム和え
・みそ汁
です。
【ふじみ苑スタッフより】
大根とカブ、青いものを湯がき軽く絞って、お粥が炊き上がってから入れます。
塩であっさりと味付けし、お腹にやさしいお粥の出来上がりです。
七草がゆに因んで「春の七草」についてご利用者と盛り上がりました。
皆さん完食されました。
【ほほえみの里】
ほほえみの里では、食事前に毎年恒例の「お餅つき大会」を行い、昼食には七草がゆの他につきたてのお餅も登場しました。
メニューは、
・七草がゆ
・豚汁
・小さく切ったおもち5種
(大根おろし、みたらし、きな粉、餡子、のり)
・みかん
です。
【ほほえみの里スタッフより】
厄除けを兼ねて、感染対策をしっかり取った上で「お餅つき大会」を行い、七草がゆとつきたてのお餅を提供しました。
安全に美味しく食べて頂けるよう、お餅は小さく切り、七草がゆとのバランスや彩りを考えて5つの味で用意しました。
お餅つき大会では、利用者の皆さまにも交代でついて頂きました。
「お餅に七草に縁起ものばかりやな~」「優しい味やね」「お餅つき楽しかったわ」とたくさんの感想を頂き、楽しい昼食となりました。
【かけはし】
こちらは、かけはしの七草がゆです。
メニューは、
・七草がゆ
・ほうれん草のコーンソテー
・ハムカツ1/2、さつま揚げ1/2
・さばと赤魚の塩焼き
・玉ねぎと菜っ葉のみそ汁
です。
【かけはしスタッフより】
2年ぶりに七草がゆを昼食で提供しました。2年間の空白は、コロナで、利用者様と集まれず中止していました。
久々の七草がゆで、皆様と一緒に「七草がゆには、何が入っているか?」を確認したり、暗記できたかな?ゲーム等をして七草がゆに期待しておられました。
いざ、実食になった時「美味しそう!」「久々やな!」等の声が上がりました。
利用者様からは、
「とても美味しい。初物食べたから長生きするわ(笑)」
「味がちょっと苦手やわ~」
「美味しい。お代わりしたい」
「草ばっかりやー!」
「季節のモノが食べれて嬉しい!」
など、たくさんの感想を頂きました。
【ご利用者さまの笑顔♪】
寒さを忘れる温かい七草がゆを食べ、利用者の皆さまの笑顔溢れる食事となりました。
高齢者生協ではどの事業所でも、
スタッフ一同、利用者様とともに季節の移り変わりを楽しむことを大切にしています。
また、食事に関してはただ栄養を摂取するのではなく、その時期ならではの食材をふんだんに使い、食べる楽しみを感じていただきたいと考え、日々工夫を重ねています。
ご利用のお問い合わせもお待ちしております。
今年もどうぞよろしくお願い致します