2018.6.23 2018年度事業活動方針(ダイジェスト版)

第19回通常総代会にて議決された「2018年度事業活動方針」(ダイジェスト版)

1.高齢者を取りまく情勢と高齢協の役割

介護保険の軽度者外し、自治体事業への置き換えが本格始動しました。
その結果、サービス利用に制限がかかり高齢者が一層暮らしにくくなりました。また、事業者の経営難にも拍車がかかります。

2.事業経営計画

①地域に開かれ、ともに歩む事業所づくり

  • 介護保険事業に加え、障がい者支援や暮らしの困り事支援にも取り組みます。
  • 事業をとおして利用者や組合員、地域の関係者との絆を強め、「安心のネットワーク」を構築します。

②働き甲斐のある職場づくり

  • 職員の専門性を高める研修や学習会を開催します。
  • 情報共有の徹底やコミュニケーションの向上をすすめます。
  • 人材確保・育成のため、給与体系の見直しに取り組みます。

③「赤字事業」からの脱却

  • 全職員・組合員がお互いの理解を深め協力し、チームワークとネットワークを向上させ事業経営の改善に努めます。
  • 年間事業高6億円以上、原価率85%以下を達成させます。
  • 「軽度者」への支援に取り組みます。
  • 介護報酬に加算が取れる事業所づくりをすすめます。
  • 引き続き、神戸市委託事業の健全経営による事業運営に努めます。
    「いきいきサロン」の2年目方針は、「スタッフ人材の確保と育成」、「事業収益性の改善」、「新サロンの立上げ」、「サロン同士の交流促進」、「利用登録者の拡大」です。

3.組合活動と、組織強化を目指して

①生きがい・仲間づくり

  • 同好会・サークル活動の継続と新設を支援します。
  • 活動中のサロン(たまり場)の発展と、新たな地域でのサロンづくりに取り組みます。
  • バス旅行や季節行事など、組合員のニーズに対応した企画を立案・実行します。

②共同墓「永遠(とわ)」と終活セミナーの推進

  • 契約者・家族を結ぶ「永遠の会」(墓友の会)の年間イベントを企画・開催します。
    *神戸平和霊苑:4月に共同献花祭・永代供養祭、9月に秋彼岸墓参会
    *住吉霊園:10月に共同献花祭・永代供養祭
    *2ヶ所共通:6月に昼食会、1月に新年昼食会
  • 終活セミナーを東灘・灘区で年間12回開催し、参加人数100名を確保します。従来地区も須磨・長田・垂水・兵庫の各区を中心に8回開催し、70名を確保します。
     特に一人暮らしの高齢者が生活していく上での悩み、将来への不安・問題点の解決にも親身になって対応し、遺言・相続及び遺品・生前整理等の相談も個別に応じます。
  • 終活セミナーの参加者を中心として個別見学会を神戸平和霊苑は2回/月、住吉霊園は3回/月実施し、共同墓の理解を深めていただき、神戸平和霊苑は年間18名、住吉霊園は年間30名の契約者を確保します。

③社会保障・福祉に関する相談活動

  • 社会保障・福祉の相談活動を通じて地域のニーズや願いを吸い上げ、事業改善や新たな事業・活動の展開につなげます。

④組合活動の強化・発展

  • 10月~12月を「組織強化月間」とし、「つどい」の開催をはじめ様々な企画に取り組みます。
  • 支部委員会では、年間の活動計画をつくり、組合員にとって魅力ある活動を実施していきます。
  • 支部委員会が開かれていない支部は、委員会の設置と開催に取り組みます。

⑤高齢者生協だよりの発行と広報活動

  • 「たより」は年4回、1月、4月、7月、10月に発行します。
  • 組合員の中から手くばり協力者を募ります。
  • 広報ツールでは、ウェブサイトの刷新と継続的な更新に務め、総代・役員・職員への情報提供ツールを企画します。
  • 組合員や地域からの意見やニーズの収集に努め、事業・活動に生かします。

⑥他団体との連帯、社会的運動の促進

  • 地域の民主団体や協同組織との連携をすすめます。
  • 神戸ワーカーズコープに参加する団体との協同・連帯活動を継続します。
  • 社会保障の充実を求める活動や、平和を守る活動を継続します。